会長・福岡県立看護専門学校保健婦助産婦科2期 野口 久美子
皆で頑張ろう 県大同窓会
緑が美しい季節になりました。皆様におかれましては、同窓会事業に日頃よりご尽力いただきお礼申し上げます。コロナが発生し、すでに2年が経過しました。手洗い、マスク、ソーシャルディスタンスは、幼子から高齢者まですっかり身について、マスクをしない顔を滅多にみることのない生活が普通になってしまいました。「慣れる」ということは、ある面恐ろしいなあと感じています。まだまだ、コロナの終息の光はみえませんが、気を緩めることなく、必ず人間の知恵を結集して感染対策ができ、今までの生活を取り戻せることを願っています。
同窓生の皆様、3回目の予防接種は済みましたか?副反応は大丈夫だったでしょうか?また、4回目接種の話もチラホラ・・・・。孫と同居している私は5歳以上の子供のワクチン接種も気になるところです。最近は若い世代での感染が拡大されているというニュースを聞くたびに、ずっと我慢の連続であった若人はもうこれ以上我慢ができないという状況でしょうか?
世界に目を移せば、毎日、ロシアとウクライナの戦争の状況がテレビで放映されています。多くの子供や女性、高齢者が犠牲になり、尊い命をおとしています。戦争から生まれるものは何もありません。地獄絵をみるような残酷な光景が毎日のように映し出され、目を覆いたくなる現状に、ウクライナの人々はどんな思いで生きているのでしょうか?苦しみと絶望の中で、何とか息をひそめ、着の身着のままで食べるものもなく、おなかをすかし、暗闇と爆報の中で生きる希望もなく、破壊された自分の町を呆然と見つめ、憎しみと悲しみだけが心の傷として残ってしまいます。一日も早く停戦交渉が成立して、平和な社会になってほしいと願っています。
私は今、(公益財団)福岡労働衛生研究所に勤務しています。健康診断を主とする会社ですが、健診にいかに付加価値をつけるか、また健診後の事後指導に力をいれています。働き盛りの方から、現在は人生100年時代に突入して、「70歳現役世代」を目指して、様々なプログラムを開発し企業や市町村に提案しています。スタッフはみな若く、保健師、管理栄養士、健康運動指導士等専門職種に囲まれて元気いっぱいの職場環境に沢山の刺激を受けながら、足手まといにならないよう老体にムチうちながら、フーフーハーハー言いながら頑張っています。
最近はフレイル事業のプログラム開発を中心に事業展開しています。「フレイルとは、老化などにより、様々な心身の機能低下した状態をいいます。「健康」」と「要介護状態」の間の段階で、高齢者の多くがフレイルの過程を経て要介護状態になると考えられています。
自分自身の老後を考えた時、いつまでも自分の足で歩き、口は達者で、寝込まずに人生を全うしたいものだと思っています。まさに、フレイル予防は自分の為だと思いつつ、日々の生活はできることからできることを少しづつ取り組んでいこうと思っています。同窓会の皆様のご健康を祈りつつ、早くお会いできる日を楽しみにしています。
2022年(令和4年)6月10日